Our Philosophy私たちの想い
「企業活動を通して社会の発展に貢献すること」が私たちの使命です
私たちは、企業の存在意義は、「社会にどれだけ貢献できるか」にあると考えています。
「社会(お客様)が本当に求めていることは何か」を丁寧に見極め、その課題に応えられる製品やサービスを創造し、さらに誰にも真似できない次元に洗練させていく。
ただ高品質な製品を作るだけではなく、お客様が本当に欲しいもの作ること。それが私たち、中橋製作所が担う使命であると考えています。
日本が敗戦からの復興に挑んでいた1955年、
中橋製作所は創業しました。
戦災などにより住む場所を失った人々にはすぐにでも新しい家が必要でした。しかし、当時の日本の住宅加工は職人が一つ一つ「ほぞ穴」を加工し、組上げなくては完成させることはできません。
「少しでも早く人々が安心して住む家を作ることが必要だ。そのためには住宅建築に必ず必要とされるほぞ穴がもっと簡単に、誰にでも確実に作れるようにしなくてはならない!」
その想いから、創業者中橋久正は、イギリス発祥の角のみを研究・改良し、「小林式角のみ」を生み出しました。
やがて、小林式角のみは「誰にでも簡単に正確なほぞ穴を加工できる工具」として、一気に日本中に広がり、戦後の復興を大きく後押しすることになりました。
革新から伝統へ
元々、職人が一つ一つ手のみで作っていた「ほぞ穴」は、小林式角のみの登場により、誰にでも簡単・確実に加工できる方法にどんどん変わっていきました。ほぞ穴加工の概念を塗り替えた、まさに、「革新」を起こした瞬間でした。
そして何十年もの時を経て淘汰・洗練され、今や日本の木材技術を支える、世の中になくてはならない工具になりました。
かつて日本の復興に貢献した「小林式角のみ」は、現在は寺社仏閣や世界遺産の改修にも使用され、日本文化の維持に貢献しています。
これが「革新」から「伝統」へ進化することだと私たちは考えます。
「革新」的なプロダクトは世界中に広まり、ものごとの有り方を根本から変え、やがて新しい「スタンダード」として定着します。
そして、時代の変化の中で淘汰され、生き残った「スタンダード」だけが「伝統」となることができるのです。
さらなる貢献を目指して…
私たちは「小林式角のみ」がそうであるように、「伝統」となった製品こそ社会に貢献した証だと考えています。創業から現在まで、中橋製作所は「企業活動を通して社会の発展に貢献する」という想いと共に歩んできました。
お客様のニーズや時代の変化の中に隠されたヒントを見出し、革新から伝統を創造していくことが中橋製作所の使命です。
私たちは半世紀以上の間に培われた技術やネットワークを活用し、新たな製品や市場を創造することで、これからも社会の発展に貢献して参ります。